ザザイズム

書くことは命の洗濯。日常で考えたことや国内外旅行記などつづっています。

タッチパネルの時代が早く終わってほしい

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ここ数年であっという間にタッチパネルだらけの世の中になってしまいました。私はとっても悲しい。

タッチパネルが未だに苦手です。特に文字入力。ブログくらいの長文になってくると本当に精神がすり減ってくる。

入力速度が極端に落ちるのかというと、実はそうでもないみたい。
フリック入力で毎分MAX150字くらい。パソコンのフルの物理キーボードなら毎分180字くらい。だけど、この差以上に、タッチパネルはいまいち使いにくく思う。

タッチパネルが苦手な理由

文字選択がしにくい

一番何がいけないって、文字選択が恐ろしいほど面倒なこと。断片的に文章書いて後から削る切る貼るをする私にとってはすごくストレスのもと。

一番嫌なのが、文字選択しようとすると、カーソルがものすごい勢いで左右にぶれて点滅する怪現象。

↓こんな。
(^o^三^o^)

これ、そろそろ名前ついてもいい現象だと思うのだけどどうでしょう。名前がついてないから検索しても出てこない。

iOSでもAndroidでも全く同じように起こるのでタッチパネルの限界なんでしょうか。
そのくせして文字自体を拡大して選択させてくれないし、左右矢印キーで一文字ずつピンポイントで選択させてくれもしない。


ブラインドタッチができない

フリック入力くらいならぎりぎりできないこともないです。移動範囲も狭くて調子さえ乗れば画面あまり見ないでもいける。

それでも物理キーボードよりタイプミスが圧倒的に多い。しかも「タイプミスした!」って感触が物理キーボードに比べて弱い。

そもそも物理キーボードもjとkのキーに突起つけてずれていく感覚なくしてるじゃないですか。タッチパネルだとそんなのもないから目に異様に負担がかかる。

スマホにしたあたりから視力落ちたのとこのあたりの事情は無関係ではないと思う。ガラケーはブラインドタッチ余裕だった。2タッチ入力って、いわゆるポケベル打ちをマスターしてました。

左右矢印キーがない

iOSに至っては、そもそも左右矢印キーがない。
この一点で、長文打つならiPadのフルローマ字キーボードよりAndroidスマホのフリック入力キーボードのほうが快適という事実。Google日本語入力にお世話になってます。iOS版は当然のごとく存在しない。
Yahoo!キーボードって外部キーボードにはありましたがあれはあれでキーボードの配置が恐ろしいほど使いにくくてますますつらい。qwrtyキーボードが普通のキーボードと違う縦横にきっちり並んだ形してるのでなんとも使いにくくてしょうがない。



物理キーボードに慣れすぎ?

タッチパネルキーボードにはこうやって文句たらたらです。特にiPad。あんなに広い画面のくせしてフルキーボードがあんなに使いにくいってどういうこっちゃ。

でも、もしかすると、タッチパネルキーボードが悪いんじゃないんじゃないか。
私が物理キーボードに異常に慣れすぎてるんじゃないか。

よく言語を覚えるには、「臨界期」があるっていうじゃないですか。9歳とか12歳とか。そこらへんまでに学んだ言語は「母国語」として学べるけど、それ以降は「外国語」扱いになってしまうって時期。
私がキーボード入力学んだのはそれより前。タイピングも言語扱うもの。

だとしたら、もしかして私はいわば「キーボード・ネイティブ」みたいなものじゃないか。



文法構造とか発音とかが関わる言語習得とキーボード入力と一緒くたにするのはいろいろ問題ありそうだけど。
しゃぺるのと同じスピードとまではさすがにいかないけど。
でも、それに近いのは確か。

そして何より、キーボードに打ち出すって行為それ自体は、頭に負担がかからない。
思考をそのままべらべらしゃべるのと同じような感覚でぱらぱらと打ててしまう。これがタッチパネルのキーボードじゃできない。どうしても文字入力のために頭によけいな負担がかかる。
頭の整理するために書きたいときは物理キーボードか手書きじゃないと全然だめ。頭の大半がキーボードに埋め尽くされてるような感覚がして、頭が整理されてく感覚に乏しい。

タッチパネルを生まれた頃から触り続けてたら、タッチパネルキーボードもまったくすらすらと打てるようになるんでしょうか。
それとも、触覚+視覚を使う物理キーボードと、視覚しか使えないようなタッチパネルキーボードの間には埋まらない差があるのでしょうか。

私としては、このタッチパネルに物理キーボードを浮かび上がらせる技術がそろそろ実用化してほしいなと思う。
ipodtouchlab.com







でも、
そうこうしている間に「脳波で入力」とかそんな時代になるのかもしれない。
そしたら物理キーボードなんて、いつかは巨大な手回し計算機と同じように博物館に歴史資料として収められるのか。
脳波入力が「母国語」扱いで使える、そんな世代がそのうち出てきたら、その人についていけるのだろうか。

どれにせよ、タッチパネルは早く文字入力にもう1つ進化ほしいなと思うけど、それはそれで怖いなと思う。



今日はこのくらい。