ザザイズム

書くことは命の洗濯。日常で考えたことや国内外旅行記などつづっています。

集中力がない私の救世主、「短時間きざみ集中法」

最近の悩み事。集中力がなさすぎる
原因はわかるようでわからない。花粉症で鼻づまりしているわけでもない健康体だし。

そんな私が最近、集中力を取り戻す方法を見つけました。
それは、「短時間きざみ集中法」。


短時間きざみ集中法とは

タイマーを使った集中法です。
「見つけた」、と書きましたが、正確には、再発見しました。受験生時代このサイトで知りました。
shuchuryoku.jp
昔はもうちょいハッキリ詳しくサイト上に方法が書いてあったのだけど、なくなってしまったみたい。

理念

  • 「締め切り間際にならないと集中できない」のなら、「締め切り間際」の状態を15分とか、30分ごとに作ればいい
  • 1時間も集中できないと思っても、目の前の15分なら集中できるはず。

「テスト開始30分前」とかの、あのギリギリ感で発揮される集中力。それを普段も作り出してしまおう、そんな感じです。

方法

すっごく簡単。たったの4ステップ。
用意するのはカウントダウンできるタイマー。

  1. カウントダウンタイマーで15分~30分程度の時間を設定し、スタート
  2. やるべきことに集中する
  3. タイマーが鳴ったら作業ストップ。どんなに作業が中途半端でも中断して、短時間の休憩(1~5分程度)を取る
  4. 1~3を何回か繰り返したら長めの休憩を取る




ちなみにこの集中法、「ポモドーロ・テクニック」というのと基本的な考えは被ってるみたい。こっちを参考にしたほうが情報量は多いかも。
www.lifehacker.jp



受験生時代のお供、ドリテックのタイマー(T-186WT)

私は受験生時代、基本的にこの方法を使って勉強していました。
タイマーは、ドリテックのT-186WTというのを愛用していました。


自習室でも消音モード(ライトが点滅)で使える。勉強中にも見やすい角度の画面。早押しボタンのごとくバシッとボタンを叩いて止められるのも地味に使いやすい。

塾なし独学受験生の身だった私、このタイマーにはめちゃくちゃお世話になりました。
これがなかったら今の大学に受かってない。そう思います。本気で。


受験生時代は、手帳記録法とも組み合わせて活用していました。
タイマーが鳴るたび、手帳に勉強時間と、そのコマにどれくらい集中できたのか」の5段階評価を記録していました。
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1マス30分。下の段は30分ごと、上の段は集中力切れなのか20分ごとで区切ってます。

なかなか効果的でした。
長くとも30分ごとに、「今さっきの30分は集中してたか?」って自分に問いかけるタイムが一瞬でもあるとないとではやっぱり違う。

記録までいかなくとも、短時間休憩タイムに入るたび「今さっきは集中してたか?」って自分に問いかけると良いと思います。





しかし、タイマーを愛用しすぎたのか。1台目はなくしてしまいました。2台目も受験終了後に壊れてしまったのです。
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そこで、後継としてスマホのタイマーアプリを試してみました。
しかし……スマホタイマーは使い勝手が悪い
見にくい。画面上に通知が現れて気が散る。充電が切れてしまうんじゃないか、という不安と、スマホ触りたいな~、って思いがどこか脳内の片隅にある状態。

なんともイマイチ集中できない結果に。

それで、短時間きざみ法は長らくお蔵入りしてました。


短時間きざみの再来

最近、あまりにも集中できない日が続いていてました。自分の意志の弱さを責めに責めて自己嫌悪に陥っていました。

ふと、部屋にある100均のキッチンタイマーでふと短時間きざみ集中法をやってみました。
そしたら、これが面白いくらい集中できる。

ああ、そうだ、集中ってこういうことだった!と。
私、まだちゃんと集中力あるじゃないか!と。

久々にちょっと希望を持てました。





で、タイマーを買い直すことに。100均のキッチンタイマーは当然消音モードなんてありませんし。
でも、受験生時代のと同じの買うとしたらもう三台目。どうせなら、そろそろ他のも試してみようかな。そんな欲が湧いてきました。

というのも、長らく使ってきたタイマーにも、不満が少しばかりあったのです。
まず、消音モードだとタイムアップを見逃しやすい。ライトが点滅するけど、たまに見逃す。
もう一つは、超過時間計測機能。タイムアップ見逃したまま放置したときに便利そう。

で、探しまわりました。で、試しに買ってみたのが、イグザート(XXT504WH)。879円なり。


イグザートのタイマー(XXT504WH)を使ってみた

前使っていたドリテックのタイマーと比べつつ、レビューしてみます。
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大きい

Suicaとかクレジットカードより一回り大きいくらいのサイズ感。6.5cm×9.5cm。そして2cmと結構分厚い。
重さは全く気にならないけど、筆箱に入れて外に持ち歩くにはちょっとボリューミーです。

ただ、その分、画面も大きくて見やすい。嫌でも目に入るレベル。置き時計にも充分使える。

ボタンの操作感はまぁまぁ

10分単位で入力できるボタンがあるのは便利。ドリテックのだと大きな数字打ち込むのはかなりの時間押しっぱなしにする必要があった。よく使う30分とかが3回ポチポチポチッとやれば済むのは楽。
ただ、ボタンの操作音が若干うるさい。カチカチッという、安いマウスのクリック音を増幅させた感じ。
図書館で使えなくはないけどもうちょっとおとなしくしててほしかった。ドリテックは全然クリック感ないかわりに音もしなかったので。

いろんな置き方ができる

直置き、スタンド、マグネットが使えます。
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ただマグネットは磁力弱すぎるのかずり落ちてくる……。もったいない。

タイムアップはわかりやすい

消音モードにすると赤いライトが点滅します。
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この光量がわりと強い。消音モードでもタイムアップを見逃しにくそう。

アラームの音量も「大」「小」が設定できる。「大」にするとかなりけたたましい。
ちょっとした目覚まし時計レベル。ここまでけたたましい音、普段はあまり私使いそうもない。

小でもそこそこ大きな音がします。もっとささやかな音にしてくれたらもっとよかった。

最大時間は99分

残念なのは、99分までしか測れないこと。ドリテックは99時間まで計れました。試験時間120分とか計るのに受験期は重宝してました。
ただ、99分以上を使う機会はこれから先そんなに多くなさそうな予定なので、しょうがないかな。

一長一短

ここまで見ていくと、ドリテックとイグザート、一長一短かなあという印象です。

イグザートはこんな人向け。

  • 見やすさ重視
  • 離れた場所からでも時間を見たい
  • 99分までしか測らない
  • 置き時計が欲しい

→多用途向け。特に机に座ってやる作業以外にはこっちのほうが見やすくて使いやすい。15分セットして、掃除タイムとか捗ります。

ドリテックがこんな人向け。

  • なるべく静かに使いたい
  • 液晶のサイズは小さくていい
  • 99分以上測りたい
  • コンパクトさ重視

→勉強・デスクワーク向け
受験生とかならこっちのほうをおすすめしたい。

どちらも、短時間きざみに使う分には充分な機能が揃ってます。これで1000円しないなら充分すぎる。



ただ、もし予算があるのなら、サッカー審判用の腕時計が究極形だと思う。
カシオのPHYS TIMERS11ってやつ。

[カシオ]CASIO 腕時計 フィズ TIMERS11 RFT-100-1JF

[カシオ]CASIO 腕時計 フィズ TIMERS11 RFT-100-1JF

これ、なかなかスゴイ。私の理想をほとんど満たしているっぽい。

  • バイブレーション機能。人には気づかれないけど自分では間違いなく気づける。
  • タイマーをカスタマイズできる。30分→5分休憩→30分→5分休憩→30分→20分休憩とかそんな完璧な管理ができる。
  • 超過時間計測

サッカー審判あなどれない。いや、カシオさんあなどれない。
ただ、やっぱりちょっと高いかなぁと、今回は購入を見送ってしまいました。あとデザインが私にはごつい。

でも、一度は使ってみたいな、と思ってしまいました。いつか、そのうち。


まとめ

タイマー選びでうんぬん語ってしまいましたが、
この集中法、何が良いって、
気軽に試せて、効果が絶大なところ。
試してみる分にはどんなタイマーでもいいんです。キッチンタイマーでも、百均のタイマーでも、なんでも。

集中できないって辛いです。充実感はないし、「集中できない……」なんて罪悪感も増すばかり。それがタイマー一つで楽になる。
ちょっとでも興味が湧いたら、ぜひお試しください。