ザザイズム

書くことは命の洗濯。日常で考えたことや国内外旅行記などつづっています。

大学生が格安MVNO+SIMフリーにして一ヶ月経った話

こんにちは。 期末テスト期間まっただ中のざざいずみです。勉強のかたわら、ぽちぽちと書いてみます。

私はつい先月、スマホの機種変をしました。結果的には格安SIM(MVNO)+SIMフリー端末という組み合わせに落ち着き、大幅に通信料金が安くなりました。

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ただ、私の希望が若干特殊だったこともあり、決断するまでには紆余曲折がありました。ということで、私の機種変更&MNP&MVNO以降の経緯をまとめてみます。

 

特にこんな人には参考になるかもしれません。

  • そろそろ機種変更をしたい
  • 留学など海外渡航を考えている
  • 携帯料金を安く抑えたい

 

 

 

 

 

◯もくじ

用語おさらい

この記事読むにあたって必要な用語をざっっっくり解説しておきます。ぐぐれば細かい解説はわんさか出てきますので、細かいところはざっくり省略しています。

MNP(Mobile Number Portability)

携帯電話の電話番号を他の通信業者に乗り換えする際、そのまま引き継ぐこと。

いわゆる三大キャリア(Docomo・au・Softbank)間の乗り換えなら、携帯ショップによっては大幅な割引制度が利用できます。一括0円とかキャッシュバックとかがそれです。

MVNO(Mobile Virtual Network Operator)

三大キャリアの回線を借りて通信サービスを提供している通信業者のことです。

三大キャリアより通信料金が安くなるのがメリット。

デメリットは、業者や時間帯によっては回線が不安定なこと、キャリアメール(@ezweb.ne.jpとか)が使えなくなること、通話定額オプションがないこと、などなど。

SIMロック

三大キャリアで契約したスマホは、契約したキャリア以外の回線を使えないように設定されています。これをSIMロックといいます。

キャリアによって解除の条件は違います。機種の発売時期だとか、購入から6ヶ月経過していることだとか。

SIMフリー

SIMロックがないスマホはSIMフリーと言われます。SIMフリー端末なら、SIMという小さいカードを差し替えれば他の通信業者の回線で接続できます。

特に海外でスマホを使いたいとき、SIMフリー端末は便利です。

例えば海外でスマホを使う際、auなど3大キャリアの提供する海外利用サービス(国際ローミング)よりも、現地でSIMを入手して使用したほうが断然安く済みます。

一括0円*1

主に3大キャリアにMNPするときに適応される割引制度。

月々の支払いが端末代金込みでめちゃくちゃ安くなります。よく似た用語に実質0円というのももありますが、そちらはそこまで安くなりません。

rick08.hatenablog.com

 

 

機種変更のきっかけ

老朽化と故障

Xperia VLという機種を2年半以上使い続けていました。しかし、去年の10月くらいから、動作する度に10秒くらい待たされるレベルでカクカク。さらに、去年の12月、画面が割れ、タッチパネルの8割くらいが全く反応しなくなりました。

海外利用できるスマホがほしい

私は今年の秋から留学に行きます。海外利用に備えてSIMフリースマホを入手したいと考えていました。しかし、この機種は古い機種のため、auに頼んでもSIMロック解除が無理なのです。

 

というわけで機種変更を決意。

 

楽天モバイル&Xperia J1 Compactに決めるまで

条件

  • SIMフリー
  • 画面小さめ(手小さい&片手操作多い)
  • テザリング
  • できれば安く

候補

  1. SoftbankかDocomoに一括0円+キャッシュバックキャンペーンを狙ってMNPする。SIMロック解除できる期間(半年)を待って解除する
  2. SIMフリースマホを買ってMVNOを契約する

この二択に。 

「できれば安く」というところで、auの契約を継続する道はカットしました。長期顧客やっててもメリット微々たるもの。

結論から言えば、「2.SIMフリースマホを買ってMVNOを契約する」にしました。

どっちが安いかは「場合による」としか言いようがないです。結局タイミングと条件次第で変わります。  

やったこと

Twitterや近隣ショップでキャンペーン情報をチェック

最初は1のSoftbankかDocomoにMNPの方法をメインで考えていました。「一括0円」に加えて、「Softbank」「Docomo」あたりでツイート検索。条件に合いそうなキャンペーン中の携帯ショップがないかをチェックしてました。近所の携帯ショップを通り掛かるときにもチェックしてました。

 しかし……一番困ったのが「スマホ巨大化問題」。

私はやたらと手が小さいです。でも、スマホは片手操作したい派です。大画面で見たいならiPad Air使えばいいし。

しかし世はスマホ巨大化時代。一括0円の機種でこのスマホ巨大化問題を回避している機種はなかなか見つかりませんでした。

 

Xperia J1 Compactを知る

今どきもう小さいスマホなんてないのかな……と思ったら、ありました。

www.sonymobile.co.jp

SIMフリー機種だし、使い慣れてるXperiaだし、何より4.3インチというサイズ。今時5インチが当たり前なスマホ界においては貴重な存在です。

新品価格は当時確か4万円台前半くらい。MNPキャンペーンに比べたらやっぱり高いかな、でもこれしかないのかな……と思っていたら!

ちょうどその直後に楽天モバイル でセールが実施されていたのに気づいて、即決しました。本体価格31,212円(税込)。相場の半額とまでは多分いかないですが、十分安く購入できました。

 

満足ポイント 

サイズ感

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 左)旧:Xperia VL、右)新:Xperia J1 Compact。

両方4.3インチなだけあって小さいです。

 

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上)旧:Xperia VL、下)新:Xperia J1 Compact。

少し厚みはXperia J1 Compactのほうがあります。若干持ちやすさは劣るかも。でももう慣れました。スマホ巨大化時代の中でまだこのサイズ感が残っているのはありがたいです。

スペックの向上

3年モノの化石と比較するのがいけないのかもしれません。しかし、気持ち悪いぐらいサクサク動きますし、充電持ちに至っては体感3倍以上。

もうこの一点だけで変えてよかったと思えます。

 携帯料金激減

月々8,000円強→2,960円に。

正直au時代のスマホプランがどうなっていたのか書類が手元にない&親の契約と合算されていたのでわからないのです。が、

端末料金31,212円を24ヶ月分割とみなして足したとしても月あたり4260円

しかも、月当たりの制限容量は7GB→10GBにアップしてこれです。

正直使いきれてないので月容量5GBのプランへ乗り換えも検討してます。この場合は、月々さらに810円安くなります。ぼそぼそと一人暮らししている大学生にとってはとてもありがたいです。

テザリングが使える

SIMフリー機種とかMVNOだとテザリング周りが上手く対応してないものがあるそうです。この機種に関しては何も問題なく使えています。Wi-Fi版のiPad Airを外出先で使うときなんかに重宝してます。

 

不満ポイント

電波がところどころ弱い

auに比べ、特に室内を中心に電波が弱いところが増えました。特に近所のスーパーの店舗内は異様に電波悪く「買い物しつつ調べたい」という時は地味に不便。アパートの自室内もLTEアンテナ最大2本とか、あまり電波良くないです。基本部屋ではWi-Fi使ってはいますが、ちょっと気になる。

対応周波数が少ない

私はつい最近まで、こう思ってました。

「SIMフリースマホ = 海外で現地SIM買えば格安でネットができる!」

 しかし、実は違うらしい。

世界にはいろんな通信方式があり、大まかに電波の周波数によって区分されます。日本の通信方式は世界的に見れば圧倒的にマイナーなものだそうです。

海外デュアルSIM & SIMフリーのスマホ・スマートフォン&タブレット 3G及びGSMの適合周波数帯(バンド)について - スマート本舗

 

そしてこのXperia J1 Compactは、通信方式≒周波数をかなりDocomo回線向けに絞っているのです。

ネットワーク周波数帯(3G)2GHz/800MHz

ネットワーク周波数帯(4G/LTE)2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz

Xperia™ J1 Compact | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー

アメリカ圏ではまず使えなさそう。東南アジア圏も怪しい。けっこう残念です。

ただ、私が留学してくるヨーロッパ圏は見た感じ2GHz帯域と1.7GHz帯域があればなんとかつながりそうです。

海外利用するなら渡航先の周波数とスマホの対応周波数もチェックしておきましょう。

たまに強制再起動する

前の機種の時は一日数回は起きていたのですが、新スマホでもまた起きています。頻度は明らかに減りましたが、週1~2回くらいは起きています。Xperiaの仕様なのかなんなのか。

 

後悔ポイント

交換用携帯電話機お届けサービスを使えばよかった

au安心ケータイサポートプラスというものに長らく加入していました。

この中に、壊れた携帯と交換に整備済み品をお安く入手できる「交換用携帯電話機お届けサービス」というものがありました。

  • 1回目:5,000円 ⇒au契約3年目以上の方は3,000円★
  • 2回目:8,000円 ⇒au契約3年目以上の方は6,000円★

安心ケータイサポートプラス | auアフターサービス:サービス・機能 | au

しかし、MNP予約番号発行後は交換サービスが使えなくなります。MNP予約番号というのは、MNPを申し込むために移行元の通信会社に発行してもらう申込番号みたいなものです。

発行してから気づいて申し込んだらはねられました。月額380円払い続けてたのに……とすごくもったいない気分になりました。Wi-Fiで使える予備スマホを手に入れるチャンス、auポイントの消化チャンスを逃しました。auの人は入っていないかチェックしておきましょう。

 

 

まとめ

  1. SIMフリー ≠ 海外SIMが何でも使える
  2. MNP予約番号を発行してもらう前に、今使っているサービスを使い尽くすべし
  3. 情報収集とタイミングが重要

比較対象が少ないので何ともいえませんが、総じて満足してます。

何よりコスパが抜群です。auに比べていろんなデメリットはありますが、価格差に比べれば微々たるものです。月4、5000円、年額にして6万円の差に見合うだけの質の差があるとは思いません。

 

何かの参考になれば幸いです。 

 

*1:

※そろそろ総務省の規制が入る可能性があるそうです。

www.itmedia.co.jp